ユニセフ「ガザ地区、5万人以上の子どもが死傷」(2025年5月29日)
ユニセフ「ガザ地区、5万人以上の子どもが死傷」
~想像を絶する恐怖 ユニセフ、命を守る栄養支援を届ける~
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© UNICEF/UNI799060/El Baba
パレスチナ・ガザ地区への激しい攻撃が続き、子どもの犠牲が増える中、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ事務所代表のエドゥアルド・ベイグベデルは以下の声明を発表しました。
●想像を絶する恐怖 ユニセフ、命を守る栄養支援を届ける
先週末の72時間に起きた2件の凄惨な攻撃の映像は、ガザ地区で子どもたちが犠牲となっている非情な戦争の、許しがたい代償をあらためて突き付けています。先週金曜日、ハンユニスに暮らすナジャールさん一家の自宅跡から、焼けて身体の一部を失った子どもたちの遺体が運び出される映像を、私たちは目の当たりにしました。12歳に満たない10人の子どものうち、唯一生き残った1人も重傷を負っていると報じられています。
月曜日の朝には、炎に包まれたガザ市内の学校に取り残された、小さな子どもの映像を目にしました。この攻撃により、18人の子どもを含む少なくとも31人が亡くなったと伝えられています。
決して単なる数字でまとめられるべきではないこれらの子どもたちの命は、子どもに対する重大な権利侵害、支援の遮断、餓え、絶え間なく強いられる避難、そして病院や水道、学校、家の破壊など、今や想像を絶する無数の惨禍の一部となりました。これは、ガザ地区における命そのものの破壊です。
停戦が事実上終了した3月18日以降、1,309人の子どもが死亡、3,738人が負傷したと報告されています。2023年10月以降、合計で5万人以上の子どもが死傷したと報告されています。どれだけの女の子や男の子がさらに犠牲になるのでしょうか? 国際社会が全面的に立ち上がり、影響力を行使し、子どもたちに対する非情な殺人をやめさせるために大胆かつ断固とした行動を起こすまでに、どれほどの恐ろしい映像がライブ中継されなければならないのでしょうか?
ユニセフはあらためて、すべての紛争当事者に対し、暴力を止め、子どもを含む民間人を保護し、国際人道法と国際人権法を守り、人道支援を直ちに提供し、すべての人質を解放するよう求めます。ガザの子どもたちは守られなければなりません。彼らには食料と水、薬が必要です。停戦が必要です。しかし何よりも、このような悲劇を終わらせるための、即時かつ一致した国際社会の行動が必要なのです。
![]() ©UNICEF/UNI738309/Filippov |
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