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スーダンでコレラ感染拡大100万人以上の子どもに感染リスク(2025年6月2日)

スーダンでコレラ感染拡大100万人以上の子どもに感染リスク
~ユニセフ、命を守る支援を継続~

©UNICEF/UNI754619/Mohamed Mahdi

 スーダンの保健当局の報告によると、2025年1月以降、ハルツーム州で7,700件以上のコレラ感染(5歳未満児の感染1,000件以上を含む)が確認され、185人が感染に関連して亡くなっています。こうした事態を受け、ユニセフ(国連児童基金)はスーダンの連邦保健省と協力し、この致命的な病気のまん延を食い止め、命を守るための取り組みを行っています。

●100万人以上の子どもに感染リスク ユニセフ、命を守る支援を継続

 残酷な紛争が始まって以来、300万人以上の人々がハルツーム州の自宅からの避難を余儀なくされ、暴力によって何百万人もの人々の生活が一変しました。州内の広い地域へアクセスできるようになったことで、今年に入ってから、3万4,000人以上の人々がハルツーム州に帰還しています。彼らの大半は、水や衛生などの基本的なサービスがほとんど利用できない地域の、損傷した自宅に戻っています。ハルツーム州全体で100万人以上の子どもが、紛争の影響を受けている地域で暮らしていると推定されています。(中略)

 さらに、ハルツーム州内のジャバラ・アウリアとハルツームの2 つの区域は飢きんの危険にさらされています。ハルツーム州で急性栄養不良に陥った30万7,000人の子どものうち、33%を2区域の子どもが占めています。このうち 2万6,500 人は、深刻な栄養不良の形態である重度の急性栄養不良に苦しんでいます。栄養不足で体力が低下している子どもにとって、コレラやその他の重度の下痢症は、迅速な治療ケアを受けなければ命にかかわる可能性さえある疾病です。

 ユニセフ・スーダン事務所代表のシェルドン・イェットは次のように述べています。「ユニセフはパートナーと共に、致命的な疾病や重度の急性栄養不良に対して非常に脆弱な子どもに、基本的な保健ケア、清潔な水、良質な栄養などの命を守る支援を迅速に提供しようと取り組んでいます。これは時間との闘いです。毎日、さらに多くの子どもがコレラと栄養不良の二重の脅威にさらされていますが、迅速に支援を届けられれば、そのどちらも予防および治療が可能なのです」。(中略)

 ユニセフは引き続き、ハルツーム州の医療ケア施設における 105 の外来患者管理プログラムと 4 つの安定化センター(stabilisation centres)を通じて、命を守る栄養サービスの提供を続けています。

©UNICEF/UNI779548/Elfatih
©UNICEF/UNI779536/Elfatih

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