岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

ユニセフ出前講座「金ケ崎町立永岡小学校」で実施

金ケ崎町国際交流協会国際理解講座でユニセフ出前講座
~金ケ崎町立永岡小学校~

 金ケ崎町国際交流協会(上野 直会長)は、町内の全小中学校をめぐり、国際理解出前講座を実施しています。2009年11月11日、永岡小学校(岩手県胆沢郡金ケ崎町)で3~4年生を対象に行われた国際理解講座に、日本ユニセフ協会岩手県支部(岩手郡滝沢村)のボランティアスタッフ(盛岡4名・花巻3名)が参加し、出前講座を実施しました。

※同協会は、教育・文化・スポーツ・経済等の分野における国際交流活動を展開し、町民の国際理解を深め、国際社会に対応できるまちづくりや人材育成、国際親善に寄与することを目的に1993年に設立されました。

 ☆金ケ崎町国際交流協会のHPの関連報告はこちら

永岡小学校の外観(HPより)
永岡小学校の外観(HPより)

スタッフの説明を聞く児童たち
スタッフの説明を聞く児童たち

●3~4年生は「5歳にならずに亡くなる子どもたちのビデオ」で学習し涙ぐむ子ども

永岡小学校3~4年生37名は、ユニセフビデオ学習と5歳の誕生日を迎える前に亡くなる子どもの人数を調べ、世界地図にぬりました。学習後児童たちは、「1000人生まれて200人以上も死んでびっくりした」「5歳にならない子が3秒に1人なくなっていることをしってとてもかなしくなりました」「ビデオを見て、お母さんやお父さんが死んで悲しかったです」「色ぬりは少ししか進まなかったがちょっとぬれてよかった」との感想を述べてくれました。

世界地図に色をぬる児童たち
世界地図に色をぬる児童たち

ビデオで世界の子どもたちやユニセフ活動を学ぶ
ビデオで世界の子どもたちやユニセフ活動を学ぶ

●人気はユニセフすごろく、「水くみ」をみんなで体験

 何と言っても、一番人気は「ユニセフすごろく」でした。みんな、楽しみながらユニセフ活動を学んだ後、途上国の子どもたちには日常作業である「水くみ体験」をみんなでしました。体験した児童たちは、「毎日きたない水を飲んでいることや学校に行きたくても行けない子どもがいることがわかりました。水や学校を大切にしていきたい」「ユニセフのみなさん、楽しいことをしてくれてありがとうございました」「こんどはふしぎな水(経口補水塩)を作ってのんでみたい。」との感想が寄せられました。

※経口補水塩(けいこうほすいえん)・・・きれいな水を使えずに下痢をくりかえし、水分が体から大量にでてしまい命をなくすることもあります。これを防ぐためにユニセフは「経口補水療法」を広めています。パックに入れられた塩と砂糖をまぜた粉をきれいな水1リットルにとかして、下痢になった子どもたちに飲ませるもので普通の水にくらべて約25倍の早さで体に吸収されます。
みんなも作ってみよう。作り方(水1リットルに砂糖小さじ4・塩小さじ2/1)

ユニセフすごろくで楽しく学習
ユニセフすごろくで楽しく学習

水がめを使って水くみを体験
水がめを使って水くみを体験

金ケ崎町国際交流協会ニュースでも紹介されました。こちら(PDF:361KB)

<問い合わせ先>

日本ユニセフ協会岩手県支部 事務局 電話:019-687-4460

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