岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

「子どもたちの3・11ユニセフ東日本大震災報告写真展」報告(2012年3月26日)

子どもたちの3・11「ユニセフ東日本大震災報告写真展」開催報告
~入場者1,500名 大槌・山田・宮古・大船渡から被災者も大勢参加~

 (公財)日本ユニセフ協会(東京都港区)が、多くの写真家・報道各社の皆さまの協力をえて、この惨状と子どもたちの実情、皆さまの募金による緊急支援の様子を世界や国内にお伝えし、息の長い支援につなげたいとの思いで全国巡回開催している「東日本大震災報告写真展」を、岩手県ユニセフ協会(岩手郡滝沢村)が、盛岡市内のイオンモール盛岡において、3月1日から5日開催しました。この写真展には、約1,500名の子どもたち・ご家族連れをはじめ、大槌・山田・宮古・大船渡の被災者の方々に参加いただきました。

 5日間の写真展に来場された多くの方たちが改めて大震災の現実に驚き・悲しむとともに、笑顔のある写真に勇気づけられました。また歌の力で、震災被害の現地を支援してくれた60人のキャラホール少年少女合唱団のコンサートは大好評でした。会場に設けられた東日本大震災緊急募金箱には「37,203円」をお寄せいただきました。また、この写真展は、以下の15団体に後援いただきました。

◇後援団体:岩手県・岩手県教育委員会・盛岡市・盛岡市教育委員会・JICA東北支部・岩手県国際交流協会・岩手日報社・盛岡タイムス・岩手日日新聞・NHK盛岡放送局・IBC岩手放送・テレビ岩手・めんこいテレビ・岩手朝日テレビ・エフエム岩手

 ☆日本ユニセフ協会HPの巡回写真展お知らせはこちら

大槌町のパネルを見る参加者
▲大槌町のパネルを見る参加者

山田町の津波被災に見入る同町の方たち
▲山田町の津波被災に見入る同町の方たち

炎上する山田町に見入る参加者
▲炎上する山田町に見入る参加者

福島第1原発事故の写真に見入る親子連れ

福島第1原発事故の写真に見入る親子連れ

▲福島第1原発事故の写真に見入る親子連れ▲

●会場の写真のパネル前での声の一部を紹介します。
  • 山田町から来ました。私は胸まで水に浸かったのですよ。孫が今でも「水が怖い、暗い部屋が怖い」と言いっていますよ。
  • 大槌で被災し家が流されました。夫はいまだに行方不明です。今は盛岡で娘と暮らしています。被災直後は、カステラ1個を分け合って3日間過ごしました。
  • 「新しい校舎で机も立派なものでした。3~4階にはプールがあったのですよ」と大槌小学校元校長は涙を拭きながら何度も何度も写真を見ていました。

ユニセフ支援活動パネルを見る来場者
▲ユニセフ支援活動パネルを見る来場者

キャラホール少年少女合唱団コンサートの様子
▲キャラホール少年少女合唱団コンサートの様子

●お寄せいただいた参加者アンケート(206枚)の抜粋紹介

Q:子どもたちの3・11 ユニセフ・東日本大震災報告写真展を何で知りましたか。(回答合計:177枚)

新聞・テレビほか 65枚
県協会のホームページ  13枚
友だちに聞いて   7枚
通りがかり          92枚

Q:写真展を見ての感想・意見(一部抜粋)

◎早く復旧させなくてはとの思いがこみ上げてきます。素晴らしい写真展ありがとう。(71歳以上)

◎いろいろな写真があって、でも中身は、とても悲しい出来事です。でもみんなががんばっていることがわかった。(10代)

◎現状のすさまじさを改めて感じた。今までに体験したことのない大地震の怖さ、亡くなった方々、本当に大変なことだったと思う。1年経ち、普通の生活ができるありがたさを感じた。沿岸の方々はまだまだ大変だと思いますが頑張ってください。(20代)

◎大槌町で被災して、現在盛岡市に避難している。自分の街だけではなく、他の市町村の被災の写真を見たら、涙が出てきた。このような写真展は、ユニセフでなければ出来ないことであり、後世に残して頂きたい。 (71歳以上)

 ☆アンケートの自筆の感想部分の紹介はこちら(PDF 317 KB)

※10代から70代までの皆さんの手書きの感想を抜粋しました。ご覧ください。

<問合わせ先>

岩手県ユニセフ協会 事務局 電話:019-687-4460

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