岩手県ユニセフ協会

岩手県ユニセフ協会の活動

CAP岩手「おとなワークショップ」を花巻で開催(2017年7月20日)

CAP岩手「おとなワークショップ」を花巻で開催
~≪子どもたちの安心を守るために≫~

 (公財))日本ユニセフ協会(東京都港区)は、東日本大震災緊急・復興支援の一環として、CAP(キャップ)と呼ばれる子ども自身が様々な形態の暴力から自らの心と身体を守る術と知識を学ぶ機会を提供する「教育プログラム」を被災3県でサポートしてきました。

 J-CAPTA(北海道札幌市)と日本ユニセフ協会の支援で、2013年7月に沿岸部でCAPリアス(岩手県宮古市)が誕生し、沿岸部で活動が始まっています。

 県内では、CAP岩手(盛岡市、代表:高橋寿美子)は、学校や保育園でワークショップを実施しています。いじめ、連れ去り、性被害などさまざまな暴力から、子どもを守るためにCAPワークショップを届けています。

※CAPとは? 安心・自信・自由:
Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の略。子どもの人権意識(自尊感情)を高めて、虐待、いじめ、誘拐などのさまざまな暴力から大切な自分を守ろうとする人権教育プログラム。CAPワークショップには、子どもワークショップ(就学前・小学生・中学生・)、おとなワークショップがあります。

●花巻で「CAP岩手:おとなワークショップ」を開催

2017年7月8日、花巻市妙園寺で、CAP岩手の高橋代表と2名のスタッフによる「おとなワークショップ」が、岩手県ユニセフ協会花巻友の会メンバー16名を対象に実施されました。

子どもの人権意識(誰でも安心して生きる権利がある)について、おとなとして信頼され、安心させる声がけなどを学びました。参加者から、学校でのいじめ体験から前向きに変わっていった様子などの報告があり有意義なおとなワークショップでした。

●岩手県ユニセフ協会に寄せられた声から:

私は微力ながら困っている子どもたちのために CAPの ボランティアしています。暴力、ネグレクト、いじめから子どもたちが「NO」と言い、自分の力で取り除ける活動です。“良い子”ばかりで一言「NO」と言える子どもはほとんどいません。「NO」と言える関係を作れば、友だちや親、先生とのコミュニケーションも良くなり、いじめも減ることが、CAPの長い実践で証明されています。(盛岡市 高橋 龍児)

<問い合わせ先>

■岩手県ユニセフ協会花巻友の会 花巻市妙園寺内 電話:0198-23-5439

□CAP岩手 CAP岩手事務局 電話:080-3120-1132 メール:info@cap-iwate.org

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